10の姿とは一体なに?幼児期に必要なその意味と実践法を具体例によって紹介!

保育士の皆さんこんにちは!保育士クラブ編集部です。

突然ですが、「10の姿」をご存じですか?実はこれ、保育士さん、幼稚園の先生、保護者の方など幼児教育をされる方皆さんに知っておいて欲しいことなんです!

では,「10の姿」とは一体なんでしょうか?

今回は,「10の姿」についての概要,具体例, 実践法について紹介していきたいと思います!

そもそも10の姿ってなに?

10の姿の概要

「10の姿」とは、幼児教育の法令改正に伴い示され、2018年に施行されたものです。「幼児期の終わりまでに育って欲しい幼児の具体的な姿」として提示されています。ちなみに一般的に幼児期の終わりとは小学校入学までを指します。

以下が提示されている「10の姿」です。

自立心
協同性
道徳性・規範意識の芽映え
社会生活と関わり
思考力の芽生え
自然との関わり・生命尊重
量・図形、文字等への関心・感覚
言葉による伝え合い
豊かな感性と表現

ここでは主に文部科学省の出典を参考に見ていきたいと思います。

出典①:資料3 「幼児期の終わりまでに育ってほしい幼児の具体的な姿(参考例)」https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/057/siryo/attach/1364730.htm

出典②:「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を踏まえた教育課程の編成や指導計画の在り方

https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2018/05/22/1405200_03.pdf

出典③:教育課程部会幼児教育部会 資料6

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/057/siryo/__icsFiles/afieldfile/2016/04/19/1369745_05.pdf

どんな姿か具体的に見ていきましょう!

健康な心と体

一つ目は健康な心と体です。

目的:幼稚園生活の中で満足感や充実感を持って自分のやりたいことに向かって心と体を十分に働かせながら取り組み、見通しを持って自ら健康で安全な生活を作り出していけるようになる。(引用出典③)

例:衣服の着脱や排せつなどの基本的な作業を自力でする。体を動かす様々な運動に主体的に挑戦する。また、自らの健康に対する関心や安全への意識の高まり。

自立心

目的:自分の力で行うために思いを巡らし、自分でしなければならないことを自覚して行い、諦めずにやり遂げることで満足感や達成感を味わいながら、自信を持って行動するようになる。(引用出典③)

例:自分の身の回りのことは自分でする。出来ないことは先生や周囲の人に手伝ってもらう。

協同性

目的:友達との関わりを通じて、互いの思いや考えなどを共有し、実現に向けて、工夫したり、協力したりする充実感を味わいながらやり遂げるようになる。(引用出典③)

例:相手の思いや気持ちを察する。クラスみんなで共通の目的を持ち役割を分担する。

道徳性・規範意識の芽生え

目的:よいことや悪いことが分かり、相手の立場に立って行動するようになり、自分の気持ちを調整し、友達と折り合いを付けながら、決まりの大切さが分かり守るようになる。(引用出典③)

例:していいことと悪いことの区別。思いやりを持って行動すること。みんなで使うものを大事にする。

社会性活と関わり

目的:家族を大切にしようとする気持ちを持ちつつ、いろいろな人と関わりながら、自分が役に立つ喜びを感じ、地域に一層の親しみを持つようになる。
情報を伝え合ったり、情報に基づき思い合わせたりるようになるとともに、公共の施設を大切にしたり、社会全体とのつながりの意識等が芽生えるようになる。(引用出典③)

例:家族を大切にする。地域の人々に親しみを持って接する。自分が住む地域の伝統に触れ、大事にする。

思考力の芽生え

目的:身近な事象に好奇心や探究心を持って思いを巡らしながら積極的に関わり、物の性質や仕組み等に気付いたり、予想したり、工夫したりなどして多様な関わりを楽しむようになるとともに、友達と考えを思い合わせるなどして、新しい考えを生み出す喜びを感じながら、よりよいものにするようになる。(引用出典③)

例:物や道具との関わりにおいて性質や仕組みを考え、工夫して使う。

自然との関わり・生命尊重

目的:自然に触れて感動する体験を通して、自然の変化などを感じ取り、身近な事象への関心が高まりつつ、自然への愛情や畏敬の念を持つようになる。
身近な動植物を命あるものとして、いたわり大切にする気持ちを持つようになる。(引用出典③)

例:自然に出会い、生命の不思議や感動に触れる。

量・図形、文字等への関心・感覚

目的:生活や遊びの中で、数量などに親しむ経験を重ねたり、標識や文字の役割に気付いたりし、必要感に応じてこれらを活用するようになる。(引用出典③)

例:生活や遊びの中で、数量や長短、図形などに関心を持ち数えたり組み合わせたり比べたりする。文字や標識の役割に触れ、読み、書き、使うことをする。

言葉による伝え合い

目的:言葉を通して先生や友達と心を通わせ、絵本や物語などに親しみながら、豊かな言葉や表現を身に付けるとともに、言葉による表現を楽しむようになる。(引用出典③)

例:相手にわかるように話し、周囲の人と心を通わせる。文字の意味や役割、必要性を理解する。絵本や物語に親しみ世界観を周囲の人と共有する。

豊かな感性と表現

目的:生活の中で心動かす出来事に触れ、感じたことや考えたことを自分で表現したり、友達同士で表現する過程を楽しんだりして、表現する意欲が高まるようになる。(引用出典③)

例:生活の中で美しいものに触れ、想像力豊かに表現する。友達同士で表現し合い、心豊かに通わせ、表現することの楽しさや面白さに気づく。

家庭でも可能!~実践例を紹介~

ここまででわかるかとも思いますが、「10の姿」は保育士さんや幼稚園の先生だけでなく、各家庭の保護者の方にも試していただけます。

特別な道具やスキルがなくても、少し意識して子供と遊ぶだけで簡単に養えるものもあります。

健康な心と体 例

・マットや平均台、積み木を使用し体の各部位を動かしながら遊ぶ。

・次(翌日)の遊びに活かせるような片付けの工夫をすること。

自立心、道徳の芽生え 例

・手先を使って手裏剣を作り、教え合うこと。(折り紙などを使用するのがおすすめです。)

協同性 例

役割分担をする。手裏剣を投げる子供、取って渡す子供という流れ。(交代制などのアイデア出しもいいです)

思考力 例

忍者ごっこを例に修行の場や配置を考える。(場面設定などです)

量・図形、文字への関心 例

積み木の数や置き方の工夫をする。(遊ぶときに使うものすべて、数えたり置き方を考えることが重要です)

規範意識の芽生え、言葉による伝え合い 例

遊びの会議でルールを考えて共有する。(遊ぶ前に子供同士やその場で見守っている大人と会議をし、ルールを事前に決めておきましょう。)

豊かな感性と表現 例

言葉の面白さを感じる。(忍者遊び=ニンニン、○○でござる!動物が登場する遊び=ぴょんぴょん、ガオー、ブーブー、○○だワン)

参考:出典①③


まとめ

いかがでしたでしょうか。「10の姿」は簡単なようで難しそうですよね。しかし「10の姿」は必ずしも達成しなければならないものではありません。あくまで子供には個人差があり、一人一人のペースというものがあります。スムーズにいかないことがあっても、焦らず前向きに指導していきましょう!

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