フルーツバスケットのルールとは?
保育士のみなさんこんにちは!保育士くらぶ編集部です。
みなさんはフルーツバスケットで遊んだ経験はありますか?
フルーツバスケットとは、子どもから大人まで楽しめる椅子取りゲームの一種で、保育園や幼稚園でも雨の日などで外遊びができない日に行われる事もある定番の遊びの一つです。
ちなみに筆者は幼稚園生の時に初めてフルーツバスケットで遊んでとても楽しかった記憶があります!
今回は、保育園や幼稚園の先生や子どもたちと一緒にフルーツバスケットで遊びたい人たちに向けて 基本的なゲームルールや幼児でも理解できるルールの説明の仕方、アレンジや注意点などを紹介していきたいと思います。
準備すること
□椅子
✔参加人数より1つ少ない数を用意する
✔椅子は内側に向けて円形に配置する
□人
✔6人以上が好ましい
✔子どもたちを数種類のフルーツに分ける
遊び方
2.オニ役が特定のフルーツを呼び、呼ばれたフルーツの人は席を移動しなくてはならない。
☆オニが「フルーツバスケット!」といった場合は全員が席を移動しなくてはならない
3.オニ役はこの席を移動している間に席を取ろうとする。オニ役が席に座ることができたら、座れなかった人が新たなオニ役となる。
4.席を移動する際に隣に移動するのは禁止
5.呼ばれているのに移動しなかった場合はオニ役となる
遊ぶときのポイント
☆椅子は詰めて並べず広めに間隔をとって並べる
立ち上がって走り回るときに椅子にぶつからないように!
☆グループ分けするとき、フルーツ1つに付き3人から5人くらいがベスト!
フルーツバスケットに適した年齢は?
基本的なルールなら3歳くらいから!
フルーツバスケットで遊ぶには、まずルールを理解する必要があります。そこで、幼児でも一緒に遊べるのかな?と疑問に思う人もいると思います。
では、何歳から遊べるのでしょうか?
基本的なルールをもとに遊ぶのであれば、3歳児くらいから遊ぶことは可能です!アレンジの仕方では2歳児くらいから楽しむこともできます。
とはいえ、年長さんと比べて3歳児や4歳児では理解できる度合いも変わってきます。理解して楽しく遊ぶためには説明の仕方にも工夫が必要です。
そこで、これから子どもへの上手なルールの説明方法やアレンジ方法についても紹介していきたいと思います!
子どもへの上手なルールの説明方法は?
3歳児、4歳児の子どもたちにルールを説明するとき、口頭だけでしても理解するのは難しく苦戦している人もいるのではないでしょうか。
そこで、幼児でも分かりやすいルールの説明の仕方を紹介していきます。
実際に遊んでいる映像を見せる
他の人が実際に遊んでいる動画を見ることで、ゲーム全体の流れや動きが想像しやすくなります。
視覚的にルールを理解できるため比較的分かりやすいと思います。
事前に先生たちで撮影したものを見せると、見知った先生達が遊んでいるのも見られるので子ども達にとって面白いかもしれません。
ぬいぐるみ等を使って実演してみる
ぬいぐるみや画用紙に書いたイラストを使って人形劇のように説明します。
このとき、子ども達がゲーム全体の流れや動きが想像しやすいように意識して行うと良いでしょう。
ぬいぐるみ等を使うことで子ども達の興味を引くこともでき、楽しくルールが理解できるかもしれません。
保育士さんがお手本に
保育園では何かと定番の保育士さんがお手本を見せることです。
言葉や映像では伝わりにくく、イメージもしにくい場合があります。ルールを良く知っており、ゆっくりとした動作で子どもたちにわかりやすく伝えることの出来る保育士さんの実演があれば、子どもたちも理解しやすいでしょう。
その際には、数人子どもたちと一緒にやってみたり、保育士さんがオニとなり実演してみることがおすすめです。
実際にルールを知っている子ども同士でやってみる
先生同士でもいいですが、年長さんくらいになると一度フルーツバスケットで遊んだことがある子どももいるかもしれません。
その子どもがルールを覚えていれば、実際に一緒にやってみることで理解しやすくなるでしょう。
さらに、子ども同士で教え合うことで協調性が高められたり、より仲良くなるきっかけになります。
子ども同士で出来そうであれば、積極的に取り入れることがおすすめです!
アレンジしてみよう
ここからは、フルーツバスケットの基本的なルールが難しい子ども達や、工夫してさらに楽しく遊ぶためのアレンジを紹介します。
画用紙を用いる
ここで紹介するのは、画用紙を用いてグループを可視化する方法です。可視化することにより、子どもが自分のグループを忘れることを防げます。2歳児や3歳児の子どもと遊ぶときに特におすすめです。また、先生が用意するのも良いですが、子ども達と一緒に作るとより楽しめると思います!
そして、切った画用紙にグループ分けしたフルーツのイラストを描いて子ども達に持たせてゲームをします。
これは一番材料も作業工程も少なくお手軽にできる方法の一つです。
これも比較的お手軽にできる方法で、先生からも動けていない子どもが居ないかをチェックできるのでお勧めです。
フルーツの名前を2つ以上呼ぶ
基本的なルールでは呼ぶフルーツの名前は1種類だけですが、「いちごとバナナ!」のように2種類以上呼ぶのをありにする方法です。こうすると移動する人数も増えるのでより楽しくなります。
グループ分けした人数か少ないときに取り入れるとより楽しめると思いますので是非やってみてください。
フルーツ以外で分類する
これは基本的なルールは一緒ですが分ける物を変えてみる方法です。子どもたちの発想が試される方法なので、様々なアイデアで遊びの幅を広げていきましょう。
例えば、色バスケットにして色でグループ分けをしたり、動物バスケットにして動物で分けます。
他には、男の子に人気な乗り物のまねをして試してみるのもおすすめです。
色バスケットの場合はその色のアイテムを身につけてみたり、動物バスケットの場合は移動するときにその動物のまねをしながら移動する等を取り入れるとより楽しくなるので是非試してみてください。
フルーツに他の条件を付けて呼ぶ
オニ役の人が移動するフルーツの名前を呼ぶときに、他に何か条件をつけて呼ぶ方法です。
例えば、
イチゴの人は、ジャンプしながら歩く!
バナナの人は、○○の物まねをしてから座る!
キウイの人は、かえるの歌を歌ってから座る!
などです。このように条件を付けると普段より難易度もアップますし、 オニ役が座れる可能性が上がるので同じ人がオニになるのを減らすことができます。
なんでもバスケット
このアレンジ法はグループ分けを行いません。基本的なルールではそれぞれをグループに分けてオニ役に呼ばれたグループが移動しますが、なんでもバスケットではオニ役が自由に移動する人を決められます。
例えば、
犬を飼っている人!
昨日、○○(テレビ)を見た人!
赤い靴下を履いている人!
などです。しかし、オニ役になってすぐにお題を言うのは難しいので年長さん向けです。
遊ぶときの注意点
楽しく遊んでいる最中に、怪我やトラブルが起こることがあるかもしれません。
そんな怪我やトラブルを未然に防ぐにはどうしたら良いか、また起こってしまったときの対処法について紹介します。
ケガに注意
フルーツバスケットで遊んでいて一番起こる怪我は、椅子やお友達とぶつかってしまうことではないでしょうか。ゲームが白熱するほど起こりやすいと言えます。これを未然に防ぐには、まず椅子を並べる間隔をなるべく広く取ることです。広く間隔を取れば移動するときも密集を割けることができ、衝突を防ぐことができます。
喧嘩などのトラブル
フルーツバスケットで遊んでいるとき、椅子に座れずに泣き出してしまったり、同じ椅子に同時に座ろうとして取り合いになって喧嘩が起こってしまうことがあるかもしれません。
そんなときはどのように対処したら良いのでしょうか。
まず、椅子に座れなくて泣いてしまうまでには何度も座れずオニ役となってしまうことが原因の一つとして考えられます。
なので、同じ子どもが何度もオニ役とならないためにアレンジ法で紹介した条件を付けるといったものを導入すると防ぐことが可能となります。
また、同じ椅子を取り合って喧嘩になってしまった場合はじゃんけんをして勝った方が座れる!など事前に説明しておくと起こった場合もスムーズに対応できると思います。
終わらせ方
フルーツバスケットには決まった終わらせ方が無いので、ずっと遊べる反面、どうやって終わらせようと困ってしまう人も居るのではないでしょうか。
そんな人にいくつか終わらせる例を提案したいと思います。
例えば、
時間制限を設ける
同じ子どもが○回オニ役になったら終了
などです。
同じ子どもが○回オニ役になったら終了にすると終わらせたくない子ども達が終わらせないように、一生懸命考えて遊ぶようになるかもしれませんね。
まとめ
今回は、保育園や幼稚園の先生や子どもたちと一緒にフルーツバスケットで遊びたい人たちに向けて 基本的なゲームルールや幼児でも理解できるルールの説明の仕方、アレンジや注意点などを紹介しました。
フルーツバスケットは屋外でも室内でも遊べて、ルールを工夫することができれば2歳児や3歳児くらいの子どもでも楽しく遊べることができるかもしれません。
ルール自体も簡単で子ども達も楽しめる内容なので、一度遊べるようになれば何度でも楽しめるでしょう。紹介したアレンジ方法も取り入れるときっと盛り上がると思うので是非活用してみてください!
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