目次
手袋シアターで盛り上がろう!
皆さん、「手袋シアター」って聞いたことありますか?
手袋シアターは子どもたちも保育士さんたちもわいわい盛り上がることができる楽しい室内遊びの一つです。
今回はそんな手袋シアターの作り方や、ねらい、おすすめ題材などをわかりやすく解説します!
ぜひ室内遊びに手袋シアターを取り入れてみてくださいね!
手袋シアターとは?
手袋シアターとは、手袋を様々なキャラクターや動物に見立てて演じる手袋の劇のことを言います。
手袋をはめて、歌を歌ったり、物語を語ったりしながら劇を進めます。手袋シアターは手袋という身近な道具を使って作ることができ、持ち運びもコンパクトであるため、保育士さんにも人気な室内遊びの一つになっています。
手袋シアターの指導案の書き方
どんな指導をするにも必ず書かなければいけない指導案。
しかし、何を書けばいいのか悩む方も多いと思います。
手袋シアターではどのような指導案を書けばいいのでしょうか。
指導案にはねらいと内容を明記
指導案に必ず書かなければいけないもの、それは「ねらい」と「内容」です。
ねらいとは、その指を通して子供たちがどんなことを養ってくれるか、つまり子供たちへどんな効果があるか、ということを指します。
そして内容とは、そのねらいを達成するためにどんな活動を子供たちにさせてあげればいいのか、という具体的な案を指します。
・ねらい=子供たちへの効果
・内容=効果を出すための方法
では手袋シアターのねらいと内容とはいったいどんなものでしょうか。
手袋シアターのねらいと内容
ねらい1.想像力を養う
手袋シアターはさまざまな仕掛けを作ることができます。
たとえば「キャベツの中から」という題材ではキャベツの中から出てきたいもむしたちが蝶に変身する、という仕掛けがあります。
何が起こるかわからない仕掛けを見て、子どもたちは「次はどんなことが起きるんだろう」と想像を繰り広げていきます。
子どもたちがわくわくするような仕掛けを考えてみましょう!
ねらい2.物語や歌への興味を引く
手袋シアターの中には「おおきなカブ」のような童話・昔話を題材としたものがあります。
このような物語がベースになった題材を取り上げることで、元の物語自体に興味を持ってもらうことができます。
また、手袋シアターには歌がメインの題材もあります。ねらい1.で挙げた「キャベツの中から」がこちらにあたります。
その場で歌うことができるくらい簡単なものが多いので、実際にみんなで歌って楽しむこともできます。
子どもたちの年齢や関心に合わせて物語調の題材にするか、歌が主体の題材にするか考えてみるのもいいかもしれませんね。
ねらい3.ごっこ遊び・劇遊びにつながる
手袋シアターは、先生がおもちゃを使いながらひとりしばいをする室内遊びです。
そんな手袋シアターが、おもちゃにキャラをつけてみたり、ひとりひとりが役を持って遊んだり、といった遊び方を子どもたちが発見するきっかけになることもあるでしょう。
ほかにも、手袋シアターには
- 子どもたちの興味を引き付けて、表現力や感受性を育む
- 静かに座って話を聞く力を育てる
- ストーリーを大まかに理解したり、見聞きする力を育てる
- 人形の動きに合わせて発声したりすることを楽しむことができる
などのねらいもあります!
手袋シアターの作り方
では、実際に手袋シアターを作ってみましょう!
今回は手袋シアターの中でも人気のある題材の一つ、『キャベツの中から』を一緒に作ってみましょう!
作業内容と画像は、ふぅーにゃんTVさんから引用しています。
手袋シアターを作る際の材料
✓フェルト
✓生地・皮用ボンド
✓グルーガン
✓グルースティック
✓裁縫セット
✓はさみ
※全て百均で揃えることができます!
手袋シアターを作る手順
1.まずはいもむしの顔を作ります。
フェルトを型に沿って切り抜いていきます。丸形に10個切り抜きます。
2.次に、いもむしの目を作っていきます。
切り抜いた丸形のフェルト10個中5個に黒色の糸で目を縫い付けていきます。
3.いもむしの顔を完成させます。
フェルトや糸などをボンドを使って、細かい顔のパーツを貼り付けていきます。
4.作った顔の形のフェルトと、先ほど余らせておいた5個のフェルトを二つ合わせて、外側を糸で縫い合わせていきます。これでいもむしの顔は完成です!
5.次にいもむしの体となるパーツを作っていきます。
これも先ほどと同様、10個型に沿って切り取り、フェルトを二枚合わせて、外側を糸で縫い合わせていきます。
6.1から5までの工程を繰り返し、今度は最初に作ったいもむしとは顔と体が逆になるように作ります。(左右の手袋の指部分にくっつけるため)
7.ちょうちょを作ります。
いもむしの顔と同じものを作り、体部分はフェルトを型に沿って切り抜き、フェルト同士はボンドでくっつけます。
8.キャベツを作ります。
これもこれまでと同じようにフェルトを型に沿って切り抜き、フェルト同士はボンドでくっつけます。
9.最後に、手袋にいもむし、ちょうちょ、キャベツをグルーガンでくっつけて完成です!!!
※グルーガンはとても熱くなっているので気を付けましょう。
手袋シアターの人気題材選!
手袋シアターでする劇は、二つの手しか使うことができないため、表現なども限られてしまうため、題材にも向き不向きがあります。
今回はそんな手袋シアターにおすすめの人気の題材を紹介します!
①キャベツの中から(歌付き)
これは先ほど作り方の際に紹介した手袋シアターです。
『キャベツの中から』は、歌も手も単純なのでとても簡単でおすすめです。また、一匹一匹いもむしの家族が飛び出してくる動きは子どもたちも惹きつけられること間違いなしですね!
②おおきなかぶ(お話)
有名な昔話といったら『おおきなかぶ』ですね!
内容も子どもたちにもわかりやすく、かぶを引っ張る場面では、感情を込めて演じることができるのではないでしょうか。皆で掛け声を合わせて盛り上がっちゃいましょう!
③3びきの子ぶた(お話)
『3びきの子ぶた』もおおきなかぶと同じくらい有名な童話ですね。
おうちが何個も登場したり、少し手が込んだ手袋シアターになるかとは思いますが、そのにぎやかさに子どもたちもきっと喜ぶと思います!
④さっと逃げました(歌付き)
この歌は別名はらぺこおおかみとも呼ばれる人気の歌です。
とてもリズミカルで、歌ってるだけで楽しくなってしまうおすすめの手袋シアターです!
⑤どんないろがすき?
この歌は大人から子どもまで幅広く知られている童謡です。
カラフルなクレヨンが出てくるので、見るだけでも楽しめちゃいますね!
⑥ピカチュウ
子どもにも大人にも様々な世代から愛されるピカチュウを作ってみましょう!
これは歌やお話などではないのですが、導入の際などに役立つと思います!
手袋シアターを演じる際のポイント
手袋シアターを子どもたちに楽しんでもらうには、保育士さんがどのように演じるかが重要です。
ポイントを押さえて楽しい手袋シアターができるように練習していきましょう。
基本のポイント
まず、事前に入念に準備をして、何回か練習をしておきましょう。
子どもたち目線からは見えやすいかという事は大事なポイントですが、どうしても自分で確認できないので、他の人に見てもらいましょう。
また、子どもたちの興味を引くために、何か「仕掛け」を用意しておくこともポイントです。
飛び出したり、消えたり、という「仕掛け」があることで、次は何が起きるのかな…?と子どもたちもワクワクしながら楽しむことができます。
簡単にポイントを箇条書きにしてまとめておくので、ぜひチェックしながら練習してみてくださいね!
演じ方によって子供への効果が変わる
手袋シアターは同じ題材でもどのように演じるかで子どもたちへの効果が変化します。
どんな演じ方にどんな効果があるのか考えて演じ分けるとより効果的です。
例1.オーバーに楽しく演じる
舞台を飛び出して子どもたちの目の前までもっていったり、マスコットに触れさせたりなど、子どもたちを巻き込む演じ方は子どもたちの興味を引くことができます。
とにかく楽しんでもらいたい、最後まで見てほしいという時はこの演じ方がぴったりです。
例2.淡々と演じる
淡々と演じることで、子どもたちが自分自身で物語や歌のイメージを膨らませることができます。
ただ、棒読みで演じるのではなく、強弱などをつけて劇に表情をつけることは必要です。
想像力を掻き立てるような演技を練習しましょう!
手袋シアターを購入するなら…?人気のサイト紹介
いくら簡単に作れる手袋シアターといっても忙しく、作る時間がないという保育士さんも多いはず。
そんな時は市販で購入してしまうのもひとつの手です!
通販サイトのみならず、メルカリやラクマなどのフリマサイトでも安く購入することができるのでオススメです!
オススメの通販サイトを紹介します。
amicoの手袋シアター
元幼稚園の先生がハンドメイドで作っています。可愛い作品が多いのでオススメです!
minne
minneは手作り、クラフト作品が1,000万点以上販売されている国内最大級のハンドメイド通販サイトです。
作品どれもクオリティが高く、種類も豊富なので、きっと気に入る作品が見つかること間違いなしです!
メルカリ・ラクマ
どちらのサイトもフリマサイトの中でも圧倒的に利用者が多く、中古販売もしているため一般的な通販サイトより安価に購入できます。
手袋シアターに挑戦してみよう
いかがでしたでしょうか?
手袋シアターは子どもたちにさまざまな刺激を与えてくれます。
子どもたちの大好きな手袋シアターを取り入れて楽しんでみてくださいね♪
よくある質問
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