保育所保育士の仕事とは?
宇都宮支店の土屋です。
保育所保育士の仕事って?
保育所保育士は乳児から小学校入学前の保育に欠けている子どもを預かり、保護者に代わり子育てを実践することが仕事の中心です。
保育所では、朝、子どもの健康状態に気をつけながら受けいれ、年齢や発達にあわせた遊びや活動、生活等の体験を通した総合的な関わりの中で成長の援助を行います。
また、保育所保育指針に基づいた「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」の5領域に配慮しながら、相互の関連をもち、養護と教育が一体となって豊かな人間性をもった子どもの育成を図っています。
今では、朝7時頃から子どもを受け入れ、夜は19時、20時まで延長保育を行っている保育所も多く、その他、夜間保育、休日保育といったさまざまなかたちの保育が行われるようになっています。
保育士の仕事は子どもたちと直接関わることだけではなく、子どもの様子を保育日誌などの記録にとることや、子どもの健やかな育ちのために、保護者や他機関との連携をとることも重要な仕事です。
最近では、地域の子育て支援として、相談事業や学童保育に取り組む保育所も増え、保育士は子育ての専門職として大いに期待されているようです。
※「保育に欠けている」とは?
児童福祉法施行令第27条では児童の保護者のいずれもが次の各号のいずれかに該当することにより当該児童を保育することができないと認められる場合であって、かつ、同居の親族その他の者が当該児童を保育することができないと認められる場合に行うものとなっています。
1.昼間労働することを常態としていること。
2.妊娠中であるか又は出産後間がないこと。
3.疾病にかかり、若しくは負傷し、又は精神若しくは身体に障害を有していること。
4.同居の親族を常時介護していること。
5.震災、風水害、火災その他の災害の復旧に当たっていること。
6.前各号に類する状態にあること。
※保育所保育指針とは?
年齢ごとに子どもの特徴や保育の内容とねらい、配慮事項を示したもので、保育所保育をすすめる上での手引きとなるものです。
※他機関との連携とは?
現在、保育所では地域に果たす役割も多くなってきています。保育所が地域において果たすべき役割と、そのできる限界を認識した上で、他の機関と連携をとることも必要です。具体的には、児童相談所、保健所、福祉事務所、民生委員、児童委員、学校機関、医療機関、警察などかんがえられますが、それぞれが果たす役割・機能を認識し、それぞれの役割・機能を生かしながら、子どもの保育にあたることが大切です。そのためにも日頃から、関係機関とのつながりを持っておくことが、より有効に連携をとることができます。