『マミートラック』

「マミートラック」とは、子どもを持つ女性の働き方のひとつで、仕事と子育ての両立はできるものの、昇進・昇格とは縁遠いキャリアコースのことです。

職場の男女均等支援や仕事と育児の両立支援が十分でない場合、ワーキングマザーは往々にして補助的な職種や分野で、時短勤務を利用して働くようなキャリアを選ばざるをえなくなり、不本意ながら出世コースから外れたマミートラックに乗ってしまうことが少なくありません。
女性活躍の推進を成長戦略の柱のひとつとして掲げる安倍政権は、上場企業に対して、女性役員を少なくとも一人以上登用するように求めています。

しかし帝国データバンクが2013年8月14日に発表した調査(全国1万395社を対象)結果によると、全体の8割以上の企業において、管理職のうち女性社員が占める割合は10%にも満たないことが明らかになりました。

改正育児介護休業法が施行されて3年が経過。
制度面での女性活躍推進のしくみは整いつつあるものの、実際に女性をとりまく環境や人々の意識が追い付いていないことに起因する問題が顕在化してきました。

「マミートラック」の問題はその典型といえます。
仕事と育児を両立する女性が増える一方で、キャリアと家庭との両立については諦めている人は少なくありません。

定時退社で残業を頼めない上に、子どもの急病などでいつ休むかわからないそうした社員に対して補助的な仕事しか与えられない職場が依然として多く、結果的に働く女性たちは、管理職層や経営層にまでキャリアアップするひとにぎりの独身女性と、マミートラックに乗った大半のワーキングマザーとに分かれてしまっているのです。

女性が仕事と育児を両立しながらマミートラックを脱するにはどうすればいいのか。
女性が働きやすい職場づくりだけでは限界があります。
遠回りに見えても、家事や育児に積極的なイクメンを育て、家庭内でも男女の責任分担を進めることが不可欠ではないでしょうか。
マミートラックに陥った女性の場合、夫は育休を取るどころか子どもが生まれても毎日残業続きで、育児といえば週末に子どもと遊ぶくらいというようなケースが多いといいます。

職場だけでなく、家庭内も平等でなければ、仕事の成果やキャリアへの機会も平等にはなりえません。



大阪支店 三好

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