保育園で夏に流行る病気

保育園・幼稚園と感染症というのは本当に切っても切れない大事な問題で、保育をしていると子どもは必ず感染症にかかります。
子どもは病気にかかって免疫ができます。かからなければ免疫ができません。
だから、ずっと病気にかからなくていい子だと思っていたのが、保育園・幼稚園に入った途端にしょっちゅう病気をするということになるわけです。

夏場に感染症が流行るのは、暑さのため体力を消耗し、抵抗力が落ちるので、そのため、細菌やウイルスに感染しやすくなります。
特に、皮膚疾患については、汗をかくことで皮膚の清潔が保てず、トラブルの原因にもなります。

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代表的なものをいくつかご紹介します。
①手足口病 ②どびひ ③水いぼ ④プール熱(咽頭結膜熱)⑤ヘルパンギ―ナ
これらの病気はいわゆる夏風邪や、皮膚のトラブルなどの『感染症』であることが特徴です。


今回は、①手足口病を詳しくご紹介していきます。

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手足口病とは?

潜伏期間は3~5日くらいです。手足や口に特有の発疹が出ます
この病気は、その名のとおり手足と口にできる水疱状の発疹が特徴です。
手のひら、足のうら、口の中に、周囲が赤くて真ん中が白い、米粒大の水疱ができます。
痛みやかゆみはありませんが、足の水疱が少し痛がゆいことも。熱は出ても37~38度くらいで、1~2日でたいてい下がります。
ときには下痢や嘔吐を伴うこともあります。


どんな病気?

お腹の中で増えるウイルスで起こる病気です。
腸の中にいるコクサッキーA16ウイルスやその他のエンテロウイルスが原因で起こる、夏かぜの一種になります。 手のひらや足の裏,口の中に小さな水疱(水ぶくれ)ができる病気です.お尻にも出来ることがあります.
せきや唾液などの飛沫感染のほか、便からもウイルスが排泄されて口からうつったりします。 今では、冬場でも結構見られるようになっています。
原因ウイルスが複数のため以前かかっても再度感染することもあります。
この病気は休ませるかどうかということが随分話題になったりするのですが、これについては、あまり休ませる意味がないということになっています。
なぜかというと、不顕性感染…要するにかかっていて人にうつす力はあるのだけれども、ほとんど症状のないお子さんが非常に多いということです。
もちろん、熱が出たり口が痛くて食べられないとか、具合が悪ければお休みします。 だけど、元気になったら来させてもいいというふうに小児科学会は見解を出しています。

ケア

比較的軽くすむ病気なので、自然に治るのを待つのが一般的です。
口の中にできた水疱はカイヨウになり、しみてかなり痛みます。よだれがたくさん出るので気づくことも多いようです。 つるんとしたのどごしのよい食べやすいメニューを用意してあげましょう。
また、脱水症状を起こさないように、水分補給には気をつけましょう。 しかし、まれに髄膜炎や脳炎など中枢神経系の合併症などが起こる場合がありますから、
経過観察をしっかりと行い、高熱が出る、発熱が2日以上続く、嘔吐する、
ぐったりとしているなどの症状がみられた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう

感染しないようにするには?

一般的な感染対策は、接触感染を予防するために手洗いをしっかりとすることと、排泄物を適切に処理することです。 特に、保育施設などの乳幼児の集団生活では、感染を広げないために、職員とこども達が、しっかりと手洗いをすることが大切です。
特におむつを交換する時には、排泄物を適切に処理し、しっかりと手洗いをしてください。 手洗いは流水と石けんで十分に行ってください。また、タオルの共用はしてはいけません。
手足口病は、治った後もしばらくは便の中にウイルスが排泄されますし、感染しても発病しないままウイルスを排泄している人もいると考えられることから、日頃からのしっかりとした手洗いが大切です。

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