【6月は食育月間】 -食育基本法について-

みなさんもどこかで聞いたことがある「食育」という言葉ですが、なんとなく子どもが成長する上で必要な、食事・給食についての研究や課題、アトピーやアレルギーなどと捕らえがちですが、調べてみるとこの「食育」、とても奥が深いのですね・・・。
まず食育基本法とは、2005年(平成17年)6月10日に日本で成立した、立派な教育の基礎となるものなのです。以降、国内では6月は「食育月間」などとし、それぞれの自治体が、工夫とアイディアを凝らし、食育に取り組んでおります。その方針は以下の通りです。(以下内閣府引用)

21世紀における我が国の発展のためには、子どもたちが健全な心と身体を培い、未来や国際社会に向かって羽ばたくことができるようにするとともに、すべての国民が心身の健康を確保し、生涯にわたって生き生きと暮らすことができるようにすることが大切である。
 子どもたちが豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身に付けていくためには、何よりも「食」が重要である。
 今、改めて、食育を、生きる上での基本であって、知育、道徳及び体育の基礎となるべきものと位置づけるとともに、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実施することができる人間を育てる食育を推進することが求められている。(中略)

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とされております。学校やその他子どもが給食を必要とする保育園などを中心に、この「食育」に取り組んでおりますが、家庭でも行われるのが理想的です。しかし、核家族化などが進んでいるなど、家庭によりまだまだ浸透・実践できないのが現状だと、私は考えております。
 そのために保育園や学校で実施されている延長で、家庭でできる取り組みと課題、心がけとはどんなことなのか。以下にまとめてみました。

 ―まず、具体的にどんな問題があるか。6種類の『こ食』―
① 朝食の欠食や一人で食事をする「孤食」
② 栄養補助食品の摂りすぎや偏食を許す、すなわち自分の好きなものしか食べない「固食」
③ 家族団らんしているのに、それぞれ自分の好きな決まったものしか食べない「個食」
④ いつも食欲がなく、食べる量が少ない「小(少)食」
⑤ パン中心の主食を好む「粉食」
⑥ 味付けが濃いものを好む「濃食」

・・・耳が痛いです。

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―それらを解決するために心がけること―
① 家族で食事をする機会を増やし、食べる喜びを分かち合う。
② 「今日の給食は何が出たの?」と楽しく会話してコミュニケーションをとる。
③ 旬な季節感がある食材を選び、地元で摂れた農産物を使い、地産地消を図る。
④ 子どもと一緒に野菜を栽培したり、買い物に行ったり、料理を一緒に作る。
⑤ バランスの良い食事。主食と一汁二菜(4皿)を意識してメニューを考える。
⑥ 食材のおいしさを味わうため、できるだけ薄味にし、正しい味覚を身につける。

 働くママにとってはとっても大変なことですよね。しかし昨今、「魚の切り身や開きがそのまま海を泳いでいる」と思っている現状もあります。④は特に難しく、大人も子どもと一緒に勉強するつもりで取り組む必要があると考えます。
 
 保育園でも、「食育」を通じ、社会に出ても豊かな心と身体を子どもたちに身につけてもらおうと、それぞれの園が工夫とアイディアを生かし、取り組んでおります。「大切に使うこと」、「みんなで助け合うこと」、「みんなで分け合うこと」、「コミュニケーションをとること」、「時間をかけること」・・・、家庭でも以上のような心を持った子どもを育てるべく、できることから取り組んでいければいいですね。

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