保育ニュース

夜スペ、保育バウチャー…西成「文教特区」構想

2012年10月15日

2012年10月13日 |YOMIURI ONLINE 読売新聞

橋下徹大阪市長の掲げる「西成特区構想」について、市の有識者会議(座長・鈴木亘学習院大教授)は11日、56項目の提言を盛り込んだ報告書をまとめ、市に提出した。

 文教地区を目指して保育料を大幅減免する保育バウチャー(クーポン券)など子育て対策のほか、ホームレスの自立・就労支援など、西成区が直面する課題の対策を掲げている。

 市特別顧問で社会保障の専門家の鈴木氏を中心に8人の有識者が、地元住民の意見も聞きながら、計12回議論した結果。

 東京都杉並区の取り組みを参考に、小学校高学年や中学生を対象に、放課後に空き教室で塾関係者が補習を行う西成版「夜スペシャル」や、JR新今宮駅周辺の市未利用地に大学や留学生会館を誘致することなどを明記。来年度からの実現や具体的検討を求めている。

 日本最大の日雇い労働者の街「あいりん地区」があり、4人に1人が生活保護受給者という特有の事情を踏まえた施策も。日雇い労働者らの就労対策として、不法投棄の見回りや通学路の見守りなどを委託することなどを求めた。結核対策では、予防と治療を一元的に行う施設の設置が必要だと提言した。鈴木座長は記者会見で「市はおおむね前向きで、来年度からは項目の半分くらいは実現できると思う」と話した。

 しかし、財源の調整は難航しそうだ。橋下市長はこの日、「西成区が行政改革でしっかり汗をかけば、予算は、無理やりにでも財源をひねり出して集める」と述べ、同区の行財政改革を前提とする認識を示した。

 西成区の「特別扱い」に対して市内部や議会には慎重意見があり、大阪都構想に向け、24区を8~9程度の特別区に再編する作業の中で、施策をどう継続するかという課題もある。


http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20121012-OYT8T00761.htm?from=tw

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