保育ニュース
「認可外」勤務経験で受験OK―厚労省
2012年05月08日
「総合こども園」対応で保育士増へ
厚生労働省は7日、都道府県の認可を受けていない認可外保育施設での勤務経験者に対し、保育士試験の受験資格を与えることを決めた。2015年度をめどに、幼稚園と保育所の機能を一体化した「総合こども園」が創設されることから、保育士の増員を目指す。
保育士の資格を取得するためには、大学などの保育士養成課程を卒業するか、保育士試験に合格する必要がある。このうち、保育士試験の受験資格についてはこれまで、(1)幼稚園教諭免許の所持者(2)乳児院や知的障害児施設などの児童福祉施設での勤務経験者(3)保育士養成課程以外の大学に2年以上在学した者など―に限っていた。
ただ今後は、総合こども園創設を柱とする子ども・子育て新システムの施行に伴い、保育士の需要も増大するとみられることから、同省は今年8月の試験から条件を緩和することにした。
時事通信 5月8日(火)2時32分配信