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幼稚園バス、シートベルトは必要か

2012年07月18日

義務化求める声も

幼稚園バスにシートベルトは必要か――。緊急時に脱出しやすくするため、今は備え付けを義務化していないが、保護者からはけがを心配する声が上がっている。国土交通省は、ベルト義務化も含めた四つの案を検討している。

 茨城県つくば市の交差点で今年3月、送迎中の幼稚園バスが乗用車と出合い頭に衝突し、横転する事故があった。園児16人が頭などにけがをし、うち1人が重傷を負った。

 国交省によると、2003~08年、幼稚園バスに乗っていてけがをした園児らは計569人。ほとんどは軽傷で、前の座席などに顔や頭をぶつけていた。

 幼稚園バスは、道路運送車両法の省令が定める「幼児専用車」が多い。シートベルトの設置義務はない。火災や事故の際、子どもが自分で外せなくて脱出に支障がでる恐れがあることや、転げ落ちにくいようにいすが小さいこと、引率の先生も同乗していることが主な理由だ。子どもの体格差は大きく、国交省が安全性を確認できたベルトは、まだない。

 08年に乗用車の後部座席でのシートベルト着用が義務づけられると、ベルト着用が当たり前と受け止める親が増え、バスにもベルト設置を求める署名運動が起きた。

 子どもの事故防止に取り組む小児科医の山中龍宏さんは「子供の頭は大きくて重いので、ぶつけやすい。大人より周りに注意を払えないので、シートベルトなどで体をしっかりと固定すべきだ」と指摘する。

■国交省4案、一長一短

 国交省が進める検討会議では、シートベルト以外の安全策も議論されている。先月26日の会議で国交省は、前の座席の背面に衝撃吸収クッションを設置する▽座席の背を高くする▽席と席の間を狭くする――といった対策も提案した。シートベルトを導入するのか、ほかの安全策を採り入れるのか、複数の策を組み合わせるのかを検討し、義務も含めて対策をまとめたい考えだ。

 ただ、どの案にも一長一短がある。背もたれを高くすると衝撃を受けても車外に投げ出される危険性は減るが、同乗する大人の目が届きにくくなる。前の座席との間を狭くすれば、ぶつかる際の勢いは小さくなるが、逆にぶつかりやすくなる。前の座席の背面にクッションを設置する方法は、開発がこれからだという。

 子どもを預かる現場には、今のままで良いとの声もある。東京都内のある幼稚園長は、「体調が悪くなった子どもを窓側の席に移すことは珍しくない。でも、シートベルトをしていると着脱の手間が増える」と指摘する。バスの値段が上がるのも心配だという。

 国交省は年度内に結論を出す予定だ。その後に新たに設計されるバスから、新しい安全策が採り入れられることになる。(川見能人)



朝日新聞デジタル 2012年7月18日9時23分
http://www.asahi.com/edu/kosodate/news/TKY201207170826.html

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