保育ニュース

三重 > 延長保育実施37・5% 県調査 全国平均大幅下回る

2012年07月12日

職員確保が課題

通常の保育時間を超えて幼児を預かる「延長保育」を実施している県内の保育所は37・5%と、全国平均(70・6%)を大幅に下回っていることが県の「特別保育実態調査」で明らかになった。保護者の利用ニーズが高まる一方で、施設にとっては保育士の確保が課題となっており、県は「地域の実情に応じた対策を市町と協議したい」としている。(新良雅司)

 今年1、2月、県内全ての公立・私立保育所429施設と、園児の保護者3000人にアンケート用紙を配布。331施設と1425人から回答を得た。

 保護者のうち、「延長保育を利用したい」としたのは56・0%。共働き家庭の増加などで利用を希望する保護者が増える中、保育所側も52・5%が「延長保育は必要であり、実施すべきだと思う」と答えた。

 一方、延長保育などの特別保育を実施していない保育所の42・4%が、その理由について「対応できる職員がいないため」と回答。延長保育をしている保育所に課題を挙げてもらったところ、66・5%が「職員の負担が大きい」と答えた。

 市町別の延長保育の実施割合は、朝日、玉城、度会の3町が100%なのに対し、菰野、大台、大紀など9町はゼロ。利用ニーズは名古屋圏への通勤者が多い桑名、いなべ市、菰野、川越町など県北部で高い傾向があるという。

 県子育て支援課は「同じ市町でも都市部と郊外では実情が異なる。保育士確保の課題もあり、延長保育を行う保育所を増やすだけでなく、拠点施設に集約するなど、保護者の利用ニーズに応じた保育サービスを検討したい」としている。

(2012年7月12日 読売新聞)

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