保育ニュース
「中東呼吸器症候群(MERS)に関するQ&A」 厚生労働省
MERSってどんな病気?
現在、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染が韓国で拡大しています。MERSウイルスとは、2012年9月以降、中東地域を中心に患者の発生が報告されている「中東呼吸器症候群(MERS:マーズ)」が正式名称になります。韓国での感染者は計80人以上、隔離対象者は2300人を超えています(2015年6月9日現在)。
隣国での感染拡大を受け、日本での流行も心配されています。
厚生労働省のホームページには「中東呼吸器症候群(MERS)に関するQ&A」の中で、予防対策などについて対応を示していますので、保育従事者の方にはぜひ一読いただきたいです。
●MERSはどんな症状が出ますか?
答 主な症状は、発熱、せき、息切れなどです。下痢などのを伴う場合もあります。
●どのようにしてMERSに感染するのですか?
答 どのようにしてMERSに感染するかは、まだ正確には分かっていませんが、主に、咳やくしゃみなど飛沫感染、又は接触感染による感染と考えられています。
●MERSに対する予防方法は? 治療方法は?
MERSの発生が報告されている地域においては、咳やくしゃみなどの症状がある人との接触を避け、またラクダを含む動物などとの接触は避けましょう。
現在、MERSに対するワクチンや特異的な治療法はありません。
●MERSはヒトからヒトへ感染しますか?
答 海外の感染予防対策の実施が不十分な医療機関等においては、患者から医療従事者や他の患者等に感染した例が報告されています。
ただし、季節性インフルエンザのように、次々にヒトからヒトに感染することはないようです。
もし感染拡大地域に旅行などで立ち寄った方が、帰国後14日以内に、発熱や咳などの症状が出た、直接病院には行かずに、最寄りの保健所に連絡をしてください。