保育ニュース

子どもの大好きなあの食べ物に「ダニ大量発生」の危険

2015年01月05日

2013/04/30|マイナビニュース

 子供がいる家庭においてアレルギーは心配ごとですね。症状を起こさないようアレルゲン対策に気を使っている親御さんは多いかと思います。

そんな方にとって、予想外のルートで子供がアレルゲンを含むものを口にしていたり、触れているというのは怖いことですが、子供が大好きな食べ物の材料で、どこの家庭にもあるあの食材にアレルギーの危機があることが判明しました。

それは“お好み焼きの素”と“ホットケーキミックス”。

このふたつは家庭での保存状況によってはアレルギーを引き起こす原因になってしまうのです。「ウチは小麦アレルギーじゃないから大丈夫」というわけではありません。

では、どういう危険性があるのか説明していきましょう。



■粉製品の中にいた“ダニ”からアレルギーを発症してしまう危険

先日、東京都保険福祉局が開封したまま放置していたお好み焼き粉やホットケーキミックスによるダニアレルギーの危険について発表しました。

ダニが混入した粉製品を食べたことで、発症してしまったのです。全身の紅斑、じんましん、かゆみといった皮膚症状や呼吸困難に加え、ひどい場合は意識低下、ショックなどアナフィラキシーが生じるケースも。

アレルギー症状が出るほどの量、ダニが混ざっていたものを知らないうちに口にしていたというのは怖いことですが、どうしてこんなにダニが粉の中に混ざっていたのでしょうか。



■台所で保存している粉製品はダニにとって格好の住みか

ダニというと、布団やカーペットについているものというイメージが強いですが、実はでんぷんを含む粉製品も餌になります。特に、でんぷん、タンパク質、うまみ成分とダニにとって栄養になるものがそろっているお好み焼きの素やホットケーキミックスは狙われやすいもの。

また、水や火を使う台所は温度・湿度共に高いため、ダニが繁殖しやすい環境です。

ダニは体長が0.3~0.5mmと小さいことはご存じの方も多いでしょう。開封してしまったら紛れこむ可能性は高いですし、混入してしまえば環境がそろった粉製品の中で短時間で急激に繁殖してしまうのです。

また、ダニアレルゲンは熱に強く、調理のために加熱したからといって発症を抑えることはできません。

では、どうすればいいのでしょうか?



■お好み焼きの素やホットケーキミックスはなるべく早く使いきる

粉製品によるダニアレルギーの一番の原因は、開封してからの家庭での保存方法。

アレルギーを発症したケースを調べると、多くの例が粉製品の開封後に数ヶ月間から数年にわたって室温保存していました。

粉製品は腐りにくくカビにくいので、ついつい口をゴムやクリップで留めただけで長く保存しがちですが、ダニが繁殖して増えないよう開封してすぐに使いきることが大事。

しかし、家族の人数が少ない場合はなかなかすぐには食べきれないかと思いますが、そういう場合は密閉容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。

ただし、低温ではダニは繁殖しにくいですが、冷蔵庫で保存した場合もできるだけ早めに使ってしまうことが大切です。



お好み焼きの素やホットケーキミックスはどこの家庭でも購入することが多い製品。そういう身近なものにダニが繁殖して、アレルギーの原因になってしまうことは驚きですね。

しかし、最近は「手づくりだから安心」という言葉を信頼しすぎて、衛生管理や鮮度管理をおろそかにして調理して食中毒などを起こすケースも増えているようです。



食べ物による健康被害を防ぐためにも、”食材は早くに使いきる・食べる”という食の基本に立ち返って調理するよう心がけたいものです。





http://news.mynavi.jp/c_cobs/news/wooris/2013/04/post-343.html

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