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ぎりぎりの判断、命つなぐ 保育士対象 震災アンケート

2012年06月04日

ぎりぎりの判断、命つなぐ 保育士対象 震災アンケート

「津波にのまれて必死で台につかまった」「子どもを連れて道のない山を登った」-。県内の保育士らを対象に実施した東日本大震災に関するアンケートで、保育士や乳幼児らが津波に襲われた時の緊迫した状況や、保育士のぎりぎりの判断で命をつないだ生々しい実態が明らかになった。

 調査は宮城県内の保育士らでつくる県保育協議会保育士部会(会員4102人)が昨年11月、会員1000人(81施設)を対象に実施。861人から回答を得た。
 自由記述で、東松島市の保育士は指定避難所の小学校体育館での体験を振り返り「職員も子どもたちも津波にのまれ、近くにあった台に必死につかまった。子どもと一緒にギャラリーに流れ着き、助かった」と書いた。
 同市では避難所が海側だったため、避難せず保育所で津波に襲われたケースも。「押し入れの上段にいた子どもたちの胸まで水が上がり、天袋の荷物を捨てて子どもたちを上げた」「職員はピアノに上がり救助を待った」などの記述があった。
 石巻市の保育士は消防署員の誘導で、子どもたちと走って近くの小学校体育館に逃げた。「入った途端に水が来て、ギャラリーに子どもたちを上げた」という。
 同市の別の保育士は子どもたちを連れて道のない急な山を登った。「倒木、落石、雪で極寒の中、3時間近く歩いた。施設で新聞を服の中に詰めて夜を明かし、翌日、次の避難所に移動し食料を分けてもらった」と振り返る。
 県内で、震災により亡くなった保育中の乳幼児は1施設3人。現場では生死を分けるような場面が多数あったことが分かり、保育支部会の尾形由美子副部会長(仙台市)は「想定を超える災害の中、自分で避難できない小さな子を預かる保育士は必死で任務を果たした。経験を伝え、防災の在り方を分析していきたい」と話している。

◎「子ども不安定に」46%

 保育士へのアンケートでは震災前と後の子どもたちの変化についても尋ね、半数近くが「不安定になった」と答えた=円グラフ=。「その他」が37%あり、「時とともに落ち着いてきた」という記述の一方、「津波を間近で体験した子がひどく不安がっている」「おねしょ、爪かみがみられる」という回答もあった。
 保育士自身の変化については「変わった」が66%、「変わらない」が31%。「変わった」と回答した保育士の具体的な変化(複数回答)は棒グラフの通り。
 職場への支援は57%が「必要」と回答。必要な支援(複数回答)として「保育士の補充」39%、「保護者の家庭支援」30%、「カウンセラーやサポーター」27%などが挙がった。
 心配なこと、不安なことが「ある」「多少ある」と回答した保育士は計64%で、その要因(複数回答)は「将来の見通し」60%、「経済的不安」36%などだった。
 尾形副部会長は「保育士は使命感で頑張っている状態。子どもや施設だけでなく、保育士に対する心のケアなどの支援も必要だ」と話した。




2012年06月04日月曜日  河北新報社より

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