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保育士と子育てとの両立は可能?
以前は「保母さん」という名称だった保育士さんの90%以上は女性です。
つまり、出産してママになる保育士さんも多いということです。
結婚・出産して保育士を辞めてしまう方もいますが、復帰して子育てと保育士の仕事を両立されている人もいます。
保育士でも母親でもない人から見ても、子育てと保育士との両立はなかなかに難しいのではないかと推測されます。
保育のお仕事と子育てを両立されている人の多くは、配偶者や両親など周囲のサポートや協力がある場合が多いようです。
頼るべき家族や身内が近くにいない人や、家族はいても協力が得られない方にとって両立は難しいようです。
保育士の仕事と子育ての悩み
では、なぜ子育てと保育士という仕事の両立が難しいのでしょうか?
そもそも保育士さんという仕事が残業や持ち帰りの仕事も多く、子どもの面倒を見るべき時間が削られてしまうということが問題です。
保育士さんは体力的にも精神的にも負担が大きく、同じように大変な子育てを同時にこなすのは難しいのは言うまでもありません。
さらに、働くにあたって子どもの面倒を見てくれる人がいない場合、自分の子どもを保育園に預けて他人の子どもの世話をすることに意味があるのだろうか?
そう感じる人も多いのではないでしょうか?
保育士だって子育て下手で当たり前!
保育士=子育て上手、世間にはそんなイメージがあります。
実際にそういう風に言われたという保育さんは多いのではないでしょうか。
しかし、本当にそうでしょうか?
保育とは…
集団保育の場である保育園所,幼稚園において,専門の教養を修め資格をもった保育者による乳幼児の保護養育
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
一方、育児とは…
乳幼児を養い育てること
出典:デジタル大辞泉
大きな意味では、乳幼児を養い育てることで同じような事なのかもしれません。
しかし、保育の現場である保育園の場合、子どもたちが降園し就業時間が終われば解放されますが、子育てにおいて終わりはありません。
さらに、たくさんの園児と関わる保育園と違い我が子とは1対1ですし、母親にしか見せない甘えやわがままもあります。
業務である保育と我が子の育児は別物、うまくいかなくても引け目に感じることはありません。
上手に子育てをするためには?
保育士さんでも子育てが下手なのは問題ありませんが、できれば上手に子育てしたいですよね。
では、どうすれば上手に子育てができるのか?
まず考えたいのが、仕事をしないという選択です。
つまり保育士と子育ての両立をあきらめてしまうことです。
そもそも、子育て中の今、保育士として働く必要があるのか?
子育てに専念する方が体も楽ですし、子どものそばにいてあげることができます。
それでも働きたいという人や、どうしても働かなければいけない事情があるのなら、勤務状況をよく考えて復帰しましょう。
フルタイムで働くのは肉体的にも精神的にも負担が大きいので、時短社員やパート・アルバイトといった働き方がおすすめです。
時間的にも体力的にも余裕ができ、その分子育てに比重を置くことができます。
優先すべきもの
今のあなたにとって仕事と子ども、どちらを優先すべきなのか?
そこをしっかり把握して復帰するかどうかを判断しましょう。
一概には言えませんが、子どもが小さいうちは母親がいつも一緒にいることはとても重要なことです。
子どもがある程度成長してからでも、保育士として復帰することは可能です。
保育士不足はこれからも続くと思われますから、仕事探しに困ることはないでしょう。
まとめ
取り巻く環境や事情は各家庭によってそれぞれですから、仕事と子育てを両立するか否かの正解もまちまちです。何より考えなければいけないのは、お子さんとの時間を大切にしてしっかりコミュニケーションを取ることです。
よく「子育ては3歳までが大事」だとか「三つ子の魂百まで」と言われます。それが全てのお子さんに当てはまるかどうかは分かりませんが、乳幼児の時期が子育ての大事な時期だということは間違いありません。
保育士と子育ての両立についてじっくり考えて、後悔の無い判断をしましょう。